特定非営利活動法人 とよなか市民活動ネットきずな 概要
1、目指すもの
  
現代の世界には、富の偏在、地域紛争、環境・人権問題等さまざまな政治・経済的、公共・公益的課題が存在し、その解決には、グローバルかつローカルで、トータルな視点での対応が不可欠です。
  「きずな」に集う市民は、地域の生活者として、それらの諸課題に地域のこととして向き合い、自らもいっしょになって解決するしくみをつくり、世代を越えた持続性のある住みよい豊中を創造したいと考えています。

  そのためにいろんなセクターで活動している市民の横断的なネットワークをつくって市民の力を寄せ合い、公共・公益の分野に新たな価値観や社会的・文化的価値を生み出していく市民セクターを創出し、豊中のまちから、市民主体で自由度が高く、平和で民主主義の根付いた市民自治社会をつくりあげていきたいのです。

  そんな思いの実現に向けて、「きずな」は、市民の力をつなぐ新たなネットワークシステムをつくるためのいわば「媒体の役割を果たすネットワーク型「中間支援」組織活動に取り組みます。「きずな」が、市民と行政、市民や団体の諸関係の構築・再構築や市民公益活動の基盤づくり等の「中間支援」の役割を担い、豊中のまちから“もうひとつの”信頼のネットワークをつくりあげていけたら、どんなにすばらしいことでしょう。そんなネットワークを構築できれば、市民が公共、公益的課題に向き合う力になるはずです。いま、公共・公益をになう市民の力が問われています。

2、歩み

・2002年11月、市民15名の呼びかけで「豊中に市民活動センターをつくろう会」を結成。会員は61名、賛助会員4団体。
  (豊中市の市民公益条例制定の取組みは、2000年からスタートしていましたが、条例制定過程の思い切った公開性や、パブリックコメント等の手法による市民意見の反映など、市民との協働のありかたのひとつの試みが、「つくろう会」活動の背景にありました。)

・2003年9月、民設民営の市民活動センターづくりをめざそうという会員の思いを『とよなか市民活動センター設立構想』にまとめた。
・2003年11月7日、「きずな」の設立総会を開催、大阪府へ特定非営利活動法人の認証申請を行なった。
・2004年3月17日、大阪府から認証を受けた。
・2004年4月15日、「きずな」第1回定例総会を開催した。

3、しくみ

 
「きずな」は、市民のネットワークを生かして市民の中にある諸関係を構築・再構築することで、豊中の「市民力」活性化させる「媒体」の役割を担う「中間支援」組織です。
 市民公益団体等をサポートし、コーディネートするとともに、それぞれのネットワークが相互に交流するオープンなNPO法人です。「一緒に市民公益活動を進めたい」という会員で構成され、いろんな活動主体と協働できるテーブルをつくっています。
 市民が市民公益活動へのそれぞれの思いの濃淡に応じて、いろんなスタイル、いろいろな密度で関われる組織形態を追求しています。
 多様な世代がかかわり、夢や希望を語り合い、その中からいろんな事業の可能性を探り、活動化・事業化していきます。
 事務局は、最小限の常駐スタッフで運営していますが、会員をはじめ、市民の「ネットワーク力」で事務局機能をサポートしています。いわばネット型事務局です。

4、事業

(1)事業をすすめる基本的考え方

・NPO法人を構成する役員、事務局、市民公益活動団体、会員、市民サポーター、ボランティアなどが、多様なかちで協力しあい事業を進めます。また、行政や事業者等との協働事業も模索します。
・市民活動の「場」を確保し、関心のある市民に呼びかけ、仲間を増やし、ネットワークと市民力で活動の輪を広げ事業運営していきます。
・すべての事業は、適正な収支バランスをもって展開させます。

(2)「きずな」の独自事業


ア、交流・サロン事業 市民・団体の出会い・交流・育ちあいの場、行政との話し合いの場、情報交換の場、ネットワークを広げる場、市民公益活動団体の事務サポートの場、立ち寄りたくなる場づくり事業です。「きずな」サロン、サテライト型サロン、市民講座などを開催します。市民公益活動の育成・支援のための講座、分野を超えたボランティア体験・学習・講座の開催、市民講座、市民劇場、祭りなどを開催します。

イ、情報収集・提供事業 情報誌の発行、ホームページでの情報発信、2004年度に「きずな」が作成した市民活動団体のガイドブックの充実、インターネットを利用した情報収集と提供を行ないます。また、情報バリアフリーに配慮します。

ウ、各種相談・サポート事業 「きずな」の人材、ネットワークを活かし、多様な相談に気軽にきていただける窓口事業です。市民公益活動の相談をサポートします。豊中市の公募制補助金、協働提案事業等への応募手続きなどの支援を行います。

エ、調査研究・政策提言事業 公共的課題・地域課題・ニーズの把握、市民公益活動団体の現状・課題・実績の把握しながら、市民の視点から、豊中市のあるべき姿のイメージづくりを行ないます。市民公益活動活性化のための具体的政策提言を行う事業です。豊中に合った「市民ファンド」づくりをめざします。

(3)「豊中市民活動情報サロン」運営

 2004年7月から豊中市の提案公募型委託制度に応募し、阪急豊中駅北口改札前にある「豊中市民活動情報サロン」の事業企画・運営を受託しています。

ア、ウイークリーサロン  各分野で活動している「きずな」のメンバーなどのネットワークを生かして、幅広い分野からユニークな市民に講師役をお願いし、裃(かみしも)を脱いで、自由に語り合います。 開催日時等は、「広報とよなか」や市ホームページ(市民公益活動の広場)でも紹介しています。

イ、市民活動チラシ館 市民公益活動のイベントや会員募集などのPRチラシを、閲覧検索できるようにしています。
 各団体・グループが作成したチラシをサロンに持参すれば、サロンのスキャナーで取り込んでPDF化して情報発信することもできます。PRチラシの登録は、サロン開館日は常時受け付けています。

ウ、共同作業事務所 簡単な市民公益活動の資料づくりなどに、サロンのパソコンが利用できます。また、市民公益活動に関するインターネット検索もできます。